2020.02.26 ホームページ リニューアルのお知らせ
ホームページのデザインを一新しました。引き続きご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
事故・災害やその他保険請求に関するご連絡
24時間365日受付の「東京海上日動安心110番」
代表からのメッセージ
弊社はお客さまの「あんしん」と「安全」とお守りすることを信念としております。
保険のご提案のみならず、リスクに備えるためのアドバイスや、災害や事故発生時の保険金のご請求についてのアドバイスも行っております。
今後も、いざというときに頼りになる保険代理店を目指してまいりますので、引き続きご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
お知らせ
- 2020.02.26
- 2016.06.15
- 2015.08.06
- 2011.12.20
- 2011.01.01
- 2008.09.29
- 2006.09.05
- 2006.07.22
- 2006.07.22
- 2006.05.11
- 2005.06.09
- 2005.05.19
- 2005.01.26
- 2005.01.26
- 2001.04.01
- 2001.02.18
- 2001.01.18
- 2001.01.08
- 2000.12.29
- 2000.12.24
取扱いサービス
自動車保険お見積もり
自動車保険の試算ができます。
保険商品のご案内
東京海上日動の各保険商品をご案内しています。
ネットで入れる保険
インターネットからご自身で直接ご契約いただける保険商品です。ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等がある場合は、弊社までお問い合わせください。
海外旅行保険
海外におけるけがや病気の費用はもちろん、ご家族が駆けつける際の渡航費用等も補償します。
※正式名称はMARINE PASSPORT（リスク細分型海外旅行保険）です
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2016.06.15 「上野オフィス」が「平方オフィス」に
昨年、本店が同じビル内で引越しをしたのに続き、「上野オフィス」が上尾市平方に引越しをして「平方オフィス」となりました。これまで同様、ベテランの坂本貢一が店長を務めます。
新しい住所は、埼玉県上尾市平方４３１２-２４
電話番号は変わらず、０４８−７２６−６６８０です。
よろしくお願い申し上げます。
2015.08.06 事務所を同じビル内で引っ越し
マルマンコンサルティングの宮本町本店では、事務所を隣の部屋に引っ越しました。場所は村田ビルの２階のままです。ドアが一つ手前になりました。
今までは打ち合わせコーナーか応接ソファーにて面談させていただきましたが、新しい事務所では丸テーブルの打ち合わせコーナーだけでなく、わたくし斉藤と事務の小森谷のデスクのところまで入っていただき、パソコン画面を見ながらお打ち合わせできるようにしました。
また、弊社顧客でありますコーヒー豆ショップ「晩秋」様の厳選した南米産コーヒー豆をその場で挽いてコーヒーをお出しするサービスもいたしております。一杯飲んでみたい！、というかたは「ホームページを見たけど、おいしいコーヒーが飲めるみたいじゃない？」とぼそっと言ってみてください。事務の小森谷が迅速に対応いたします！
2011.12.20 埼玉大学経済学部で講義
弊社代表を務めております斉藤高士です。さる１２月５日、損害保険協会様からの依頼により、埼玉大学経済学部にて「損害保険概論 損害保険販売の現場」という９０分の講義を行ってまいりました。
１４０名余りの学生を相手に講義をするとは想像もしていませんでしたが、８月から準備をし、保険代理店の役割や存在価値、保険代理店の歴史的な原点などを話させていただきました。
保険代理店の原点は、明治１２年の有限東京海上保険会社の設立と同時に始まります。三井物産などの商社、港の回船問屋などが代理店として委託され、保険会社の代わりとなってお客様を集め、保険のしくみに参加いただき、普及させていきました。
明治２０年に東京海上の前身、明治火災が火災保険を始めると、「この人に相談すればだいたいは解決してくれる・・・」、というようないわゆる町の名士が代理店を委託されました。
マルマンコンサルティングは、この明治時代の保険代理店の精神を引き継ぎ、保険はもちろん、日常生活の様々な御相談に乗れるような、「よろず相談士」を目指したいと思っています。
埼玉大学での講義内容は、私個人のブログの記事のいくつかをまとめたものです。リンクのページから行くことができます。よろしかったら覗いてください。
2011.01.01 事業統合と新社名のご報告
株式会社マルマン保険は、平成２３年１月１日に株式会社彩保険エージェンシーと事業統合し、株式会社マルマンコンサルティングとして新しく生まれ変わりました。保険を中心とした相談業務により一層の力を入れ、皆さまのお役に立ちたいと思っています。
なお「旧彩保険エージェンシー」は、マルマンコンサルティング【上野オフィス】として鋭意営業活動中です。皆様方には、変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
株式会社マルマンコンサルティング
【本店】
上尾市宮本町９−８ 村田ビル２階
０４８−７７１−３０３６
【上野オフィス】
住所：上尾市上野４７−１
電話：０４８−７２６−６６８０
（どちらも今までと同じです）
2008.09.29 ゲリラ豪雨に火災保険
この夏はじめて聞く言葉にゲリラ豪雨というのがありました。私の住む埼玉県上尾市も激しい雷雨が多く、家でパソコンをやっている時に3回ほど停電がありました。幸いハードディスクが壊れなかったので損害はありませんでしたが、お客様で2台ほど壊れてしまった方が出ました。
このお客様は、家財を対象に、総合タイプの火災保険に入っていたので、物の損害は保険金が出ました。しかしデータの復旧は対象外なので、こまめに他のハードディスクに移しておくことが大切ですね。バックアップを自動化するソフトがあるので、自分でやろうとせずに機械に任せるのも手です。私もつい億劫になり、数ヶ月もデータのバックアップをサボってしまうことが多いです。
また、川があふれて浸水、という被害も上尾市内だけで150件以上あり、床上が3件あったようです。総合タイプの火災保険では、こういった洪水も対象ですが、床上が出るのです。また、お店や工場など、床が地面と同じくらいの高さの場合、建物の立っている地盤から45センチの高さまで水がきたら対象になります。
このように、総合タイプの火災保険は火事よりも、実際は水や雷の被害に保険を使うことが多いです。
さらに、最近は新型の総合火災保険が出まして、東京海上日動だと、「個人財産総合保険」と言いますが、さらに穴を埋めるような保険になっています。なにが穴だったかというと、破損損害といって、自分で自分の建物、家財を偶然に壊したとか、建物の外壁にいたずら書きをされたなどの損害です。
自分で自分のものをわざと壊す人はいませんが、例えば家具の模様替えなどはあると思います。テレビを運んでいたら落としてしまい、テレビは壊れるるは、フローリングの床にはへこみができるはと、そういう破損はありえますよね。
また、ペンキでいたずら書きをされる例もあります。スプレーで噴射された場合は、従来の住宅総合保険でも「外部からの偶然の飛来」という解釈が成り立ち、保険対象になりますが、では、刷毛でペンキでいたずら書きをされたら？？？ これは飛来ではありませんから保険は出ないのです。
しかし、新型保険の「破損損害の特約」に入っていればこういう思いも寄らない損害も対象になるのです。こうやって保険も進化し続けて、リスクの穴を埋めているのですね。
意外に火災保険は奥が深いです。家や家財に、突発的偶然的な損害が出たら、まずは保険屋さんに対象になるかどうか聞いてみましょう。
2006.09.05 車上荒らし対策も必要です！
96年頃からクルマの盗難が激増し、その対策としてメーカー装着のイモビライザーなどが普及した。その効果だろうか、クルマの盗難の増加ペースはかなり鈍っているようだ。
しかし、車上荒らしの被害はいまだに多い、あるいは増えていると感じる。弊社のお客様でもこの一ヶ月に2件の車上荒らしが発生した。場所は両方とも夜間の屋外駐車場で、リアの窓を割られ、鍵を開けて侵入、中に置いてあったバックや、ナビ、オーディオのシステムをごっそり盗られてしまった。ネジなど、工具によって装着されたナビなどは車両保険の対象になるが、車内に置いてある物は積載動産補償特約、あるいは携行品特約などでカバーしておかないといけない。
車上荒らしに対してはメーカーは今のところ技術的対策を施す姿勢は見せていない。どうしたらいいだろうか。最も簡単にでき、大切なことは車内の見えるところに物を置かないこと、と言われてきた。しかし、私のお客様の例では、コイン式24時間駐車場に止めてあった自分の周りのクルマ５、６台が全てやられていたらしい。つまり中に物が見えようが見えなかろうが見境なくリア窓のガラスを破って車内を物色しているようなのだ。
また、ある月極め駐車場の事例では10台くらいが根こそぎガソリンタンクのふたを開けられガソリンが抜き取られているという事件があった。
このように、クルマの盗難といっても車上荒らしに関しては、イモビライザーは無力、車内に物を置かなくてもやられることがあるわけだ。
そこで、提案したいのが、盗難警報機だ。いくつも市販されているのでネットで検索してみたり、カーショップで見てみてほしい。窓への衝撃、ドアが開けられた時、車体への強い衝撃に対してセンサーが働き、大きな警報音を発する機械だ。1万円台からありそれほど高いものではない。
大きな音を出すのが近所に対して気になる、という人向けには、センサーが異常を感じたときに無線で携帯型振動発生器に振動で知らせる、というものもあるようだ。
私はアメリカのシアトルに１ヶ月、そしてヨーロッパのベルギーという国に2年間住んでいたことがある。この2カ国とも日本と決定的に違う音が日常的に聞こえてくる。そう、クルマの盗難警報機の大きな音だ。初めて外国で寝る夜に家の前に止めてあった近所の人のクルマからこの警報音が鳴った時は、初めて聞く巨大な音に心臓が止まるくらい驚愕したものだ。それもいつしか慣れっこになった。つまり日常的に鳴る音だったということだ。
また日本では見たことがないが、クルマを降りるときにカーオーディオをフロントパネルから引き出して持ち出しておく、あるいはトランクに入れるということもよくやっていた。向こうのクルマはオーディオを引き出しのように引き抜くことができるようになっている車種が多いのだ。それほど盗難が当たり前、自分で自分の財産を守るという意識が強い。
日本では日常的に盗難警報音を聞くことはほとんどない。しかし車両の盗難犯罪はこれら諸外国と同じように多くなりつつあると感じる。近い将来、このありがたくない音が日本中で鳴り響くのではないかと予想する。
2006.07.22 日本も訴訟社会になるのかvol.2
今回は米国の「？」な裁判事例と、ステラ賞受賞の訴訟例を挙げてみました。ステラ賞とは毎年2月に米国での「？」な訴訟事例に対して与えられています。（参照 http://www.stellaawards.com/）
事例集
(1） テキサス州の主婦Ｒさんは家具店内で走り回っていた幼児につまずいてくるぶしを骨折。店主を管理不行き届きで訴えて78万ドルの賠償を勝訴。走り回っていた幼児はこの主婦の子供だった。
(2) ロスアンジェルスの19歳の少年Ｔ君が隣人のホンダアコードに腕をひかれ，治療費として7万4000ドルを勝訴。実はＴ君はアコードのハブキャップを盗もうとしていた。
(3) ペンシルバニア州のＤ氏は盗みに入った家からガレージを通って出ようとしたとき，ガレージの自動ドアが故障で開かず，家に戻るドアは閉めたときにロックされてしまい，所有者はバケーションで留守ということで，8日間ガレージに閉じ込められた。その間，ガレージにあったペプシとドッグフードで食いつないだが，その精神的苦痛に対して裁判を起こし50万ドルを勝訴。
で、栄えあるStella Award（ステラ賞）受賞は，
オクラホマシティーのＧ氏は大型のモーターホームを買い，帰り道に高速道路に乗り，自動クルーズコントロールを時速約110キロセットして運転席を離れ，後ろの台所に行ってコーヒーをいれてくつろいでいた。ほどなくして車は道路をはずれ，横転して大破。そんなことをしてはいけないとハンドブックに書いてないということでモーターホーム製造会社を訴え，175万ドルと新車を勝訴。
とこんな感じです。まさに「？」な判決ですね。
次にこのような判決を生む米国の背景を探ってみます。
2006.07.22 日本も訴訟社会になるのかvol.3
ステラ賞、そしてその候補に挙げられるような判決が出るのは米国独特の背景があるようです。米国の人口は2億8千万人。日本の2倍ちょっとですが、弁護士の数では約45倍にあたる90万人以上がいます。また民事訴訟の年間件数も非常に多く、日本の7倍強の訴訟が起きています。
次に、司法の場に一般市民が参加する陪審員制度も特徴の一つです。この制度のメリットデメリットを挙げてみます。
（以下、「世界大百科事典」日立デジタル平凡社CD-ROM1998年版「陪審」の項から引用）
『陪審制の利害得失についてはさまざまな意見がある。
批判としては、
�＼賁臈�訓練を受けていない陪審員が事実の認定を適正に行えるか疑問があり、とくにマスコミなど外部の意見や弁護士の戦術などに左右されるおそれがあること
�⊆匆颪諒�雑化・高度技術化にともない、とくに民事事件で素人の理解が困難と思われる複雑な事件が増加していること
�４蕎陲卜�された判断をして司法への信頼を失わせる
などの意見がある。
他方陪審制の利点としては、
�〇碧，悗量噂飴臆辰砲茲蟾餡箸砲茲訐戝播�な司法が行われることを防止し、また司法に対する国民の関心を高める
�∋碧＼�度に対する攻撃をやわらげる緩衝の役割をも果たすこと
�Ｋ，�国民の常識とかけ離れたものになることを防ぐ効果があること
などが挙げられている。このような賛否の意見のなかで、陪審発祥の地イギリスでは退潮のきざしがみえる。しかしアメリカにおいては陪審制度に対する信頼は根強く、陪審はアメリカ法制の一大特色として維持され、機能しているのが現状である。』
（引用終り）
日本でも法科大学院の開設により今後弁護士の数が急激に増加するものと思われます。また裁判員制度といって、米国の陪審員制度と似た市民参加型の司法形態が2009年5月までに施行されることに決定しています。我々もいつ裁判員に選ばれないとも限りません。（ただし対象が殺人、強盗致死、傷害致死、放火など重大な刑事事件のみなのが米国の陪審員制度との違いのようです。）
このようにわが国も今後弁護士が確実に増え、裁判員制度が導入されます。ビジネス慣行も米国型の、あいまいさを排除した契約重視のやり方になってきています。日本も程度の差はあれ徐々に訴訟社会になっていくものと思われます。
仕事にせよ、日常生活にせよ、訴訟に巻き込まれるリスクを避けることが第一ですが、保険での備えも万全にしておきたいものです。「日常生活賠償保険」を以前ご紹介しました。これは意に反して加害者となってしまった場合の保険ですが、逆に被害者となった場合の弁護士費用、裁判費用を補償する「被害事故費用保険」も「超保険」にはございます。自動車での被害事故（もらい事故）に限ると「弁護士費用特約」がございます。これらはとても安価です。お客様には是非とも加害、被害両方を保険でカバーしていただければと痛切に思います。
2006.05.11 日本も訴訟社会になるのか？
弁護士の友人から得た情報によると、チーズバーガーを食べ過ぎて太った人が次々とバーガーチェーン店を訴えるためにアメリカで昨年「チーズバーガー法（正式名称：食品の消費における自己責任法）」なる法律が施行されていたようだ。この法律によって、体重増加や肥満をめぐって消費者がファーストフードチェーンなど食品メーカーを集団訴訟などで訴えることを禁止することになったらしい。
チーズバーガー法の提出者、リック・ケラー下院議員は、「一般常識をもって行動しなければならず、法廷で他人を非難するべきでないと下院が合意したことを喜びたい。自己責任という原則に立ち戻り、誰もが犠牲者になりかねない訴訟文化から脱却しなければならない」とコメントしている。
正しい正しくないではなく、アメリカでは興味深い判決がたまにでる。有名な話だが1992年に米国マクドナルドで熱いコーヒーをこぼしてやけどしたステラという老婦人は裁判の末、当時のお金で５億円ほどの賠償金を得ている。マクドナルドは熱いコーヒーがこぼれないように施さないといけなかったようだ。最高裁での判決なので可笑しな判決だと感じてもこれが正義ということになるのだろう。
先日、東京海上日動の損害サービス担当と話していたらこんな話を聞いた。キャッチボールをしていた子供がボールを取り損ねて顔に当て打撲したところ、その親が相手に損害賠償を請求しているらしいのだ。請求されたほうの親は以前ここで紹介した『日常生活賠責保険』に入っていたので、この担当者に保険が使えるか？と問い合わせをしてきたらしい。もちろん保険金は出ない。なぜならこのケースでボールを投げた子供には賠償責任が無いから。簡単に言うと悪くないから。サッカーでボールを取りに行って足をかけて怪我をさせても同じだろう。それにしても日本もここまで来ているわけだ。
ところでマクドナルドのやけど訴訟で勝訴したステラさんを記念してアメリカではステラ賞という賞ができたようだ。もちろん、皮肉をこめてのことだ。ステラ賞の受賞作品は次の書き込みにて。
2005.06.09 えぇ！保険金出ないの？
多くの人が「保険を買う」と言わずに、「保険に入る」という言い方をしますね。わたしもそうです。これは保険が安心を提供するものであり、保険の保護のもとに入る、保障の傘の下に入る、そんなイメージがあるからなのかな？なんて思っています。
そういうふうに安心している時に、事故を起こしてしまい、保険が使えると思っていたのに使えなかった！というのはいやなものです。こういう時は代理店としてはつらいですね。約款（ヤッカン。保険の法律みたいなものです）を全部読み解くのはページ数も多くかなり大変なのですが、払う払わないの全てはこの約款に基づきますので少しずつでもその内容をお客様に伝えられたらと常日頃思っています。
で、季節的にも今回は台風に注目しました。自動車を持っている方は対人対物賠償に入っていますよね。この対人・対物賠償保険の項目を約款で見てみると、なんと「保険金をお支払いしない例」として
（５）台風、洪水または高潮が原因の損害
と短く書いてあるんです。
台風の時ってみなさん、どうですか、運転をしませんか。通勤で使っている人は台風だからって電車やバスでとはいかないですよね。また、電車通勤のご主人を駅まで送ったり迎えにいくのに使ったりしますよね。
そんな人は気をつけてください。台風が原因で人を傷つけたら対人賠償保険金が出ないのです。保険でポイントとなるのは「台風が原因の損害？」かどうかです。自分の過失が原因だったら当然保険が適用になるわけです。
例をあげますと、
台風の時に前方不注意で人をはねてしまった。これは自分の過失ですから保険適用ですね。台風が原因ではありませんから。もちろん警察に行ってしっかり免許の点数を引かれて罰金も収めないといけませんが。
前方もしっかり見てた、安全な速度で走っていた、なんら運転のミスは無かった、でも台風の時の横からの突風でクルマが横転、横にいた歩行者に接触し大怪我を負わせてしまった。これなんかはどうなんでしょう。台風が直接の原因と考えられるのではないでしょうか。こういう事例では賠償保険金は支払われないと思われます。そもそも賠償責任があるかどうかになりますね。保険会社としては、運転者に賠償責任が無いと見ているわけです。
台風のほかに賠償保険金の出ない代表例をあげると、
○故意
○戦争、暴動
○地震、噴火、津波
○放射能
が原因の損害です。
頭のすみに置いておいてくださいね。
2005.05.19 ジテンシャが歩行者をはねて3人が死亡
警察庁によると04年のジテンシャ（自動車と区別するためにカタカナにしました）の事故は約18万件。負傷者は約19万人に達しました。これは警察に連絡があったものだけですので、実際はこの何倍にもなると思います。
ジテンシャ利用者の死者は毎年だいたい900人前後です。運転者に過失のあったケースは全体の約7割もあります。また、ジテンシャと歩行者が衝突する事故は04年に約2500件、歩行者のうち2284名が負傷し、3人がお亡くなりになっています。ジテンシャはクルマと同じく、法律上の車両ですので、歩行者との衝突では過失を厳しく問われます。そうするとクルマの運転者と同じく賠償責任が発生します。
もし、40歳男性、年収600万円の人をジテンシャではねて、その方が運悪く亡くなってしまったとしましょう。過失は１００％ジテンシャ側にあるとします。いくらの賠償をしないといけないでしょうか。
その後の人生における予想逸失利益を賠償することになります。これは細かく言うと、（年収-その人の生活費）×労働能力喪失期間のライプニッツ係数、で出ます。ライプニッツ係数とは、保険金は一括払いでもらえるで、労働能力喪失期間の金利分を差し引くための係数です。この方の将来の予想生活費は年収の3割とすると、
（600万円-180万円）×14.643で、6,150万円となります。
皆さん、こんな額を払えますか？わたしは絶対無理です。実際にはこれに慰謝料を加算しないといけません。1億円近くになるはずです。こんな万が一のことに備えて、「日常生活賠償補償」を必ず付けるようにしましょう。この保険は単独ではありませんので、自動車保険や、トピックスに書いてあります「超保険」などで「必ず！」付けるようにしてください。保険料は思った以上に安いですよ！
ちなみに、「日常生活賠償補償」でマルマン保険扱いの最近の支払い事例を挙げますと、
○強風で屋根のアンテナが飛び隣家のクルマの上に落ち傷つけた。
○子供が幼児用自転車で遊んでいるときに他人のクルマにぶつかり傷つけた。
などがあります。犬を飼っている方も必ずつけるようにしてくださいね。この補償を付けてない方の飼い犬が他人を噛んでしまったことはありますので。
2005.01.26 自動車保険、なぜ必要か
国内自動車台数約７千万台、そのうち無保険車は１６％。約１０００万台もの無保険車が走り回っています。私も一度無保険車に追突されたことがあります。こちらに怪我は無く、物損も２０万円程度でした。相手の住所と電話番号を聞き取り、そのまま家に帰りました。しかし、その後うんともすんとも言ってきません。学校の教頭先生だったので信用していたのですが。2週間ほどして強い口調の手紙を送るとあわてて振込みをしてきました。この２０万円というお金が惜しかったのだと思います。
保険に入っていないと数十万、数百万という大金を自分で用意しないといけません。交渉も自分で行わないといけません。対物賠償の最高額は平成６年の判例で２億６千万円が出ています。これは相手のトラックが積んでいた呉服、毛皮等が燃えてしまった事故です。
リスクを予算化する、これが保険の意味なのです。無制限の賠償保険にはいっていれば、決めれらた保険料を払うことで、いくらに膨らむかわからない巨大なリスクを手の届く範囲の金額に予算化することができるのです。
2005.01.26 増加する車両盗難
１９９９年の車両盗難保険金は業界全体で４３０億円でした。１９８９年が２７億円ですから１０年で１６倍にも増えてしまいました。２００１年になるとそれが６３２億円、２００３年は６４２億円で、若干横ばいの傾向が出てきたようです。高級車を中心に、イモビライザーの標準設置などが効を奏してきたのかもしれません。
盗難の発生場所はいわゆる月極駐車場が約５０％、あとは屋外の自宅、路上、コンビニ等の駐車場が１５％ずつくらいです。そしてなんと８４％が鍵をかけた状態で盗まれています。
大切な自動車にはぜひともイモビライザーなどの盗難予防装置を取り付けたいものです。保険料も割引となります。また、窓を覗くと見えるようなところに荷物を置かないようにしましょう。カバンやノートパソコンを盗まれるケースも多いです。積載している荷物は特約をつけない限り補償範囲外ですので、気をつけてください。
2001.04.01 駐車中のクルマをぶつけられてしまいました
先日、仕事中に一人の方が血相を変えて事務所に入ってこられました。どうやら私の営業車にトラックをぶつけてしまったとのこと。私のクルマは道路際の駐車場にとめているのですが、バックしているときに荷台の角で私のクルマの右フロントフェンダーをこすってしまったようです。
こういうケースは過失割合が０：１００、いわゆるゼロヒャクなので、事故処理はほとんど手間のかからないものです。今回もいたってスムーズに相手の対物賠償保険で処理することができました。ただ、今回は相手の運転手さんが誠意ある、というか、道徳心のある方、という見方もできます。なぜなら「逃げてしまう」ということもできるからです。いわゆる「当て逃げ」ですね。事故処理の経験上は圧倒的にこういうケースが多いです。こうなると目撃者がいない限りほとんど相手からの賠償金を得ることは不可能になります。
そういう場合どうするかというと、自分の「車両保険」を使うことになります。ここでちょっと問題が出てきます。「車両保険」にはオールリスク担保の「一般条件の車両保険」と「クルマ対クルマのみ担保の車両保険」の２種類があるのですが、後者のクルマ対クルマ担保の方は、相手のクルマが分かっているときのみ使えるのです。したがって当て逃げの場合使うことができません。メリットは保険料が安いことです。
(注）『超保険』の自動車リスクの補償ではクルマ対クルマのみ担保であっても当て逃げが補償されます。
また免責金額も問題になります。免責とは保険事故が発生したとき自己負担する金額のことです。たとえば免責金額を５万円に設定している車両保険に入っている人が、修理に５０万円かかる保険事故を起こした場合、４５万円が保険で支払われ、残りの５万円は自腹で支払うことになります。ここで「保険に入っていたのになんで自分で払わなければならないのだ」という気持ちになるのも当然だとは思いますが、契約の時に納得しておくべき事項の一つですね。
もちろん免責金額を大きくすればするほど保険料は安くなります。万が一の大金が必要になるような事故のみ対応できればよい、という方には免責金額を大きく設定することも合理的な選択といえます。
そしてもう一つ付け加えておきましょう。私のクルマは営業で毎日使っています。こういう場合、代車（レンタカー）が相手側の対物賠償保険から出るのですが、これがたとえばサンデードライバーなどの週末のみ使うクルマの場合、代車費用が出ないのです。また通勤で使っている場合でも０：１００の被害事故で他に代替交通機関が無い場合のみ代車が提供されます。
このあたりも納得しずらいことかもしれません。しかし間接的な損害（たとえば週末のドライブを楽しめる自由を奪われた、とか、クルマがあれば買えた品物が買えなかった、クルマがあれば会えた人に会えなかったとか）は想定し始めると際限なく想定できてしまいます。保険の実務上では対物賠償の範囲は基本的に直接損害（主に修理費）に限っているのです。
2001.02.18 サンキュー右折にご用心
ある事故例です。１台のクルマが大通りの信号の無い交差点を右折したいと思って右ウインカーを出して待っていました。対向車線はノロノロの渋滞でした。すると対抗車が一台止まってくれて、ヘッドライトをパッシングさせ「どうぞ」と目配せしました。譲ってくれてありがとうと、軽く会釈し右折しました。すると譲ったクルマの影から食品宅配のバイクが時速３０キロくらいで突っ込んできてしまったのです。
不幸中の幸いでバイクの運転手は打撲程度で済みました。しかし一つ間違っていたら生命の危機もあったかもしれません。右折のクルマからは死角でバイクは全く見えなかったようです。しかし、直進車は常に優先です。通常のケースであれば右折車の過失割合は８５％程度でしょう。
ただし、このケースのように渋滞中の対抗車が譲ってくれた「サンキュー右折」の場合、右折車の過失は軽減されます。渋滞中は、脇を走るバイク側にも前方を右折してくるクルマがあるかもしれないと、より注意する義務が生じるからです。渋滞中のサイキュー右折は基本的には右折車の過失が７０％程度になります。
親切にも道を譲られたら、人間どうしても素早く曲がって好意に答えたいと思うもの。会釈をしたり、手をかざしたり、パッシングを返したり、クラクションを軽く鳴らしたり、ドライバーにはいろいろ感謝の表現があります。慣れた感じで使うとかっこいいし、潤滑油になりますね。
しかし、最終的には自分の目でしっかり確認し、自分の判断で曲がるタイミングを見計らいましょう。それは何ら譲ってくれた人に失礼なことではないのですから。
2001.01.18 水濡れは火災保険で
今日お客様から電話でこんな事故報告がありました。商品倉庫の水道が凍結破裂して水が噴出し、保管してあったパソコンが濡れてしまったとのこと。
こういうときどんな保険が適用になると思いますか？皆様も自宅の建物や家財に火災保険を付けている方がほとんどだと思いますが、その方も商品に総合タイプの火災保険をつけていました。え？と思う方もいるかと思いますが、水濡れの損害は総合タイプの火災保険で持つのです。蛇口の閉め忘れ等では適用になりませんが、設備の故障や凍結での破裂では適用になるんです。
それから場合によっては隣家の火災によって消防放水の水で自宅の家具等が被害を受けることもあります。こういう時も自分の火災保険が適用になるんです。水の損害は総合タイプの火災保険で、覚えておいてください。
2001.01.08 くやしい！
保険の仕事に携わる者として一番くやしいこと、それはお客様が事故にあったのに担保範囲外で保険が適用できないときです。先日私のお客様が外出先で全くついてないことに携行品の盗難にあってしまいました。その方は傷害・賠償保険に入っておられたのですが、携行品担保特約は付いていませんでした。保険でお客様の不運を少しでも緩和できたら、少しでも損害を軽くできたら、いつもそう思って、それをやりがいとしているのに役に立てないなんて。
保険商品を紹介し、お客様といっしょに内容を決めるとき、いつも私は悩みます。いい保険というか担保範囲が広い保険はあたり前ですが高いんです。完璧を求めるととんでもない値段になってしまいます。ですのでお客様と会話しながらリスクを想定して担保範囲や保険金額を双方納得の上決めていくし、お客様があまり時間の取れない場合には「これならば」、という組み合わせを作っておき中身を理解してもらって契約しています。納得の上とはいえ・・・・、いざというとき、保険でお客様を守れないのはやはりくやしい！
（今日はちょっと独り言でした）
2000.12.29 現場約束で不利なことに
たとえば自動車で一時停止を無視して事故を起こしてしまった・・・・しかも相手が非常に強腰で出てきたら・・・・みなさんだったらどうしますか？
状況によっては「一時停止を無視した私が悪かった。全部私が払います」と言うこともなきにしもあらずではないでしょうか。もちろん社会人として当然な誠意を見せることは言うまでもありませんが、現場約束には大きな危険性が含まれています。賠償義務は「法律上」の賠償責任を負った分にしか発生しません。そして動いているクルマどおしの事故の過失割合はほとんどの場合、０対１００ということはありません。
（参考情報！）０対１００となる事故の代表例は３つあります。
�…鋲�
�∪嵜�号無視による交差点進入
��センターラインオーバーによる正面衝突
（個別の状況により修正されることあり）
自分が全部悪いと感じた事故でも実は相手にも前方不注意等で１割や２割の過失割合があることが多いのです。にもかかわらずもし現場で「全部払います」と言ってしまった場合、相手から回収できる分まで自分が負担することになってしまうのです。現場での過失割合の約束、これは絶対に避けましょう。過失割合はお客様に代わって保険会社同士が警察の調査や判例等を参考にしながら事実に基づいて決定します。過失割合については「保険会社に調べさせる」と答えるようにしましょう。
2000.12.24 事故が起きるとき
どんな時に事故が起きやすいか・・・・
諸説・学説いろいろあるのでしょうが、私個人が推測するに、「集中力の落ちている時」が最も危ないのではないかと思います。かく言う私ももう１０年くらい前になるでしょうか、対物事故を起こしたことがあります。過失割合は半々くらいでした。そのときは助手席に外国人の方を乗せており、不慣れな英語で会話をしていたときでした。やはり集中がとぎれがちな状況だったのだと思います。手痛い授業料となってしまいました。
また最近のことですが、ある病院の前をクルマで走っていると私の目の前で、マルマン保険のお客様が過失割合ゼロ、相手の方が過失割合１００の対物事故をおこしてしまったいました。相手の方に話を聞くと、息子さん手術がはじまる直前でなんとか間に合うように病院の駐車場に入るところだったらしいのです。これなども精神状態が不安定になっている状態、かつ時間に間に合わせたいという余裕の無さが集中を欠いてしまったのでしょう。
何年か前に警察の調査が新聞に載っていましたが、カーステレオを大きな音量で鳴らしいる運転手に事故が多発しているらしいですし、最近ではカーナビを見ている時の事故、そして携帯電話中の事故（これは法律で禁じられましたが）も多いようです。これらは皆、集中力をそがれた時のものです。
見ながら、聞きながらの「ながら運転」をしているときはもちろん、精神状態が疲労気味の時や、イライラしたり悩みごとがあって普通の精神状態ではない時も、最小限「集中力が弱くなっていることを自覚」してみてください。それだけでも違うと思います。そしてこれは自動車の運転だけに限らないと思います。スポーツ中にもいえるだろうし、日常生活でもそうでしょう。集中すべきときと、リラックスすべきときと・・・・・、上手にコントロールしたいものです。